説明責任

勝又六段の「最新戦法の話」を、全国発売の前wに関西将棋会館書籍コーナーで購入しました。勝又六段の著書が出るという話は知っていたのですが、購入する気はありませんでした。が、立ち読みをしてみて、購入を決めました。

で、読んでみての感想ですが、いやぁ、最新のよくでてくる戦法について、過去の経緯なども含めて、わかりやすくまとめているなぁと感じましたね。棋士のインタビュー等もあり、丁寧に作っているというのも伝わってきます。あとがきには、羽生三冠のインタビューもあるのですが、最後の段落の一部に、こんな文章がありました。

最近のニュースでは「説明責任」Accountabilityという言葉がよく使われます。私たち棋士はファンに対する「説明責任」をきちんと果たしているだろうかと自問したとき、僕は自信を持てません。（後略）

うーん、ここまでまとめてあれば、じゅうぶんに「説明責任」は果たせているんじゃないか、と思いますねぇ。他の棋士のみなさんにも、ファンに対する「説明責任」をきちんと話しているかどうか自問し続けてほしいですね。