羽生善治の終盤術1 攻めをつなぐ本

読み終えました。感想を一言で言うと


「これ良くね?」


内容は、「上達するヒント」の終盤版のようなもんと言うと、わかりやすいかな。違うところは、「上達するヒント」では、アマチュア棋譜を題材にしているが、「終盤術」では羽生四冠の実戦譜を題材にしています。テーマに沿って説明しているのだが、「どういう流れなのかを把握できれば、自然と手が見えてくるはずです」といった言葉は、やはり羽生四冠ならでは、か。おそらく、プロ棋士全員が持っている感覚なんだろうけど、その感覚を言葉で説明するとなると、羽生四冠が何枚も上手でしょうね。
まえがきには、「7手詰めの詰め将棋ができる方なら読めます」とあるが、中級者には、ちょっとしんどいか?読むだけではなく、実際に並べながら本を読むのも、有効かもしれません。今は読んだだけですが、実際に並べてみようかな、と思いました。
あと、「終盤術1」とあるので、続刊があるんでしょうか?