関西女流メイショウ戦を観戦

観戦しに将棋会館へ行ってきました。会館へは1時10分前に入場。4階の受付で2000円払って記念品をもらう。大きさ形からして、湯のみ茶碗か?(家に帰ってから箱を開けてみると、九谷焼でできた湯のみ茶碗で、「第1回きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦記念 祝盃 内藤国雄」を刻印されていました。)席に座ると、連盟の人が、「指導対局をされる方は、もうじき抽選を行います」って。え?!指導対局って、抽選なの?!ガーン。決勝進出者予想投票もしていたので、投票してみた。午前中にすでに1回戦が行われていました。おお、なっちゃん勝ってるやん!!!で、午後からベスト8の対局。山田初段と村田初段を予想。(結果は両方はずれました)イベント開始前に、解説の神吉六段山崎六段が登場し、内藤九段の挨拶も。一部問題発言と思えるところもあったのが、ちょっと気になったけど。午前中の1回戦の棋譜解説から始まりました。石内ー室田戦(石内勝ち)、岩根ー高浜戦(岩根勝ち)の棋譜解説を聞く。岩根高浜戦の棋譜解説のとき、神吉六段が、岩根さんの口調をちょっと真似していました。やっぱり、真似されているんですね(笑 岩根高浜戦の棋譜解説が終わってから、5階の対局室へ。ベスト8の対局は、こんな感じでした。対局室へは、対局者が秒読み中であっても、自由に出入りできました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー御上段
客           鹿野初段 記
                 録
            石内さん 係

            山田初段 記
                 録
            亀岡さん 係

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー御下段
客           村田初段 記
                 録
            里見2級 係

            岩根初段 記
                 録
俺           豊田さん 係



ちなみに、オイラは、岩根ー豊田戦をずっと見てました。岩根初段の穴熊に、豊田さんが銀冠に。岩根初段が玉頭から攻めていました。ただ、岩根初段が秒読みに入ったときに、豊田さんはまだ10分くらい時間を残していて、岩根初段の攻めを切らせれば、ひょっとして!という期待を寄せるも、豊田さんも秒読みに入ってしまってからは、攻め合いに出て終盤どうなるか?というところまでいきましたが、結局穴熊の遠さがいきたのか?岩根初段の勝ち。山田ー亀岡戦が最初に終わり、2人ともすぐに席を立ったので、別室で感想戦をやってたのかな?次に終わったのが、鹿野ー石内戦。まだ対局中の将棋があるにもかかわらず、2人ともちょっと大きな声で感想戦をしてはりました。その次に終わったのが、岩根ー豊田戦で、この対局が終わってから、また4階に戻って、神吉ー山崎の両六段の解説を聞く。岩根ー豊田戦を見ていたときは、「穴熊つえーなー」と思っていたのですが、解説では、豊田さんにも勝機があったのでは?ということでした。豊田さん残念でした。最後に、村田ー里見戦の解説を聞く。中盤までは、里見2級が良かったみたいですが、村田初段がうまい受けをしてから逆転してしまったようで、村田初段の勝ち。解説が終わって休憩になったんで、部屋を出ようとしたら、なんとF初段が。メイショウ戦のお手伝いではないはずなんですが、何用だったんでしょうか。休憩中に、なんと、指導対局の受付が!!!なんだ、2度目もあるやん。とりあえず、申し込んでおいて、また解説会の部屋で椅子に座っていたら、指導対局の抽選に当たったようで、名前を呼ばれる。わーい。相手はだれなんだろう?と思ったら、里見女流2級でした。おお。(他には鹿野初段でした。)3面指しでした。手合いは、きのうのこともあったので飛香落ちか、あるいは2枚落ちかどっちにしようか?


里見2級「手合いは?」
客A「平手で」
おれ『え?!」
里見2級「手合いは?」
客B「平手」
おれ『ええ?!」
里見2級「手合いは?」
俺「飛香落ちで」


上手が△3二金(第1図)としてきたところ。ここで、▲1四歩は早いかなー?と思って、しばらく駒組をしてから、第2図で▲1四歩から例の筋。第3図の△4一香のところで、△3七角成なら、▲3八金とかんばるつもりでした。正直な話、△4一香は助かりました。とはいっても、ちゃんと対応しないと、4一の香が働いてきてしまいますので、そのへんは注意していました。棋譜こちら。今回は、かなりうまくいきました。指導対局にまだ慣れていないせいか、感想戦が少なかったような。早く慣れてくださいね。


指導対局が終わってからは、再び5階へ。準決勝はこんな感じ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー御上段
客           山田初段 記
                 録
俺           石内さん 係

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー御下段
客           村田初段 記
                 録
席           岩根初段 係


村田初段が上座だったのはちょっとびっくり。年齢は岩根初段が上ですが、女流棋士のキャリアとしては、村田初段が先輩だから?お気楽コンビの対局だけに、けっこう人が見物していたので、山田ー石内戦を観戦。もう中盤に入っていたようでした。対局中、山田初段がため息つくのなんの。どうも、形勢が悪いようです。秒読みで粘ったものの、石内さんの勝ち。感想戦をちょっと聞いていましたが、どうやら、逆転だったようで。また4階で解説を聞いていたら、終わったことを知らなかったようで、「山田初段優勢」と言ってたが、淡路九段が「決勝進出者」として石内さんを紹介したとき、神吉六段と山崎六段は、めっちゃ驚いていました。石内さんも加わって棋譜紹介をしました。神吉六段が、えらく石内さんの実力を評価していて、「もしプロ試験をするなら、6局とも俺が試験官をする」と言ってました(笑 しばらくして、岩根初段が部屋に入ってきました。どうやら岩根初段が勝ったようですね。岩根初段も、村田ー岩根戦の棋譜紹介をしていました。決勝は、来年の2月5日で、また公開対局だそうです。見にいきたいですね。


帰るときに、村田初段がお客さん1人1人に対して


「本日はありがとうございました」


と挨拶をしていました。負けて決勝に進めず悔しいはずなのに。まぁ村田初段らしいかな、とも思いましたね。できれば、最後に出場した女流の人全員が挨拶をしてもよかったんじゃないかな、とも思いましたが。生井道千尋、生室田伊緒を見ることもできて、やっぱ実物の方がいいですな。