コンピュータが将棋の名人に勝つ!?

今日(24日)発売の、月刊大学への数学10月号に、将棋関係の記事が載っていました。内容は、人口知能の思考方法(知識誘導型(将棋)とか、力まかせ型(チェス)があるらしい)とか、チェスでコンピュータが人間に挑む歴史とか、将棋でコンピュータが人間に挑む歴史といった、直接数学の話ではない(間接的に数学は使っている)ので、チェスとか将棋に興味のない読者には「なんのこっちゃ」良くわからん話題でしょうね。


将棋の話題としては、例の「激指」の話題が中心で、特に目新しいものではなかったのですが、将棋とチェスで人工知能の思考方法を変えている、というのには、結構興味を引きましたね。


常に進化をしていく将棋ソフトは、実力としてはアマ五段レベルになった今、次の目標としては


1 誰でもいいので、平手でプロに勝つ。 2 名人(今は森内俊之)または竜王(今は渡辺明)に平手で勝つ。


1は、(あやうく?)ハッシー五段によって達成されそうになりましたが、もう時間の問題、というよりも、弱いプロは指したがらないのではないでしょうか。という意味では、1は実質目標達成したと言っていいのでは。2については、記事の筆者は、2015年達成を目標としているそうだが、さすがにあと10年では無理のように思えます。A級棋士相手なら、可能のような気はしますが。その前に、ソフトがアマチュアの全国大会で優勝するくらいにはなってほしいなぁ。

興味のある人は、月刊大学への数学(10月号)を読んでみてください。記事は4ページなので、立ち読みできます(え この記事以外は、ほとんど数学の話題なので、数学苦手な人はこの記事以外は読まないほうがいいでしょう。ちなみに、月刊大学への数学は、大きい本屋でないと置いてないです。